リリースノート
Archicad 14 ホットフィックス (製造番号 3636)
BIM Server および Archicad 用
このホットフィックスはチームワークの不具合とその他の不具合の修正を含みます。
このリリースは商用版、教育版および体験版の全てに適用されます。
インストーラについて:
ホットフィックスプロセスはコンピュータ上で3つのインスタンスを自動的に検索します。(次の順序で):
- Archicad 14 (MEP Modeler、EcoDesignerおよび全てのGraphisoftアドオンを含む)
- BIMサーバー (BIMサーバーと共に自動的にインストールされたBIMサーバーマネージャを含む)
- スタンドアロンBIMサーバーマネージャ (これはスタンドアロンBIMサーバーマネージャーを参照します。このアプリケーションはArchicad 14 DVDからオプションとしてインストールできます。)
マシンにArchicad 14またはスタンドアロンBIMサーバーマネージャがインストールされている場合、更新するか、しないかを選択できます。
マシンにBIMサーバーがインストールされている場合、更新されていない場合は自動的に更新されます。
Archicad 14が既に更新されている場合で、Archicadコンポーネント(例、MEP ModelerまたはEcoDesigner)の1つがまだ更新されていない場合、インストーラがこれを通知しますので、更新するものを選択できます。
チームワークユーザーへの重要事項:
チームワーク作業には、全てのArchicad、BIMサーバーマネージャーおよびBIMサーバーが同一のバージョン(または製造番号)である必要があります。
BIMサーバーのバージョンと異なるクライアントArchicadを起動している場合、BIMサーバーと同じホットフィックスをインストールするまでチームワーク作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業している他のクライアントArchicadも同様です。)
>従って、クライアントArchCADまたはBIMサーバーを更新する場合、同一のバージョンになるように全てのクライアントとBIMサーバーを更新しなければなりません。
インストール手順:
- コンピュータの管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例. 名前の変更)。 BIMサーバーを更新する場合は、それをインストールした時のユーザーでログインしていることも確認して下さい。
- ホットフィックスを実行する際、ホットフィックスは自動的にコンピュータ上の上記の3つのアプリケーションを検索します。コンピュータ上に見つかった3つのアプリケーションのそれぞれに対して、その更新状態が通知されます(「更新済」または「未更新」)。
Archicad またはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーに関して:
- マシン上に複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーがある場合、インストーラは自動的に1つを検索します。別のものを更新したい場合、[参照]ボタンを使用して指定して下さい。複数のArchicad / BIMサーバーマネージャーを更新するには、複数回インストーラを実行する必要があります。
- インストール済みのArchicadまたはBIMサーバーマネージャーが更新されていない場合、更新しないこともできます。[今は [プログラム] を更新しない] をクリックして下さい。
BIMサーバーの更新は少し異なります:
- BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。
- 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません
- ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
- 更新されるプログラム(Archicad 14 または BIMサーバーマネージャー) が実行中の場合、ホットフィックスを継続する前に、プログラムを閉じるように指示されます。対照的に、BIMサーバーの更新時は、プロセスは自動的にBIMサーバーを停止します。ホットフィックスが完了すると 、BIMサーバーは再度開始します。この間、BIMサーバーのチームワークプロジェクトでの作業はオフラインとなり、再度BIMサーバーが開始し、クライアントがもう一度オフラインになるまで、サーバーにアクセスすることはできなくなります。サーバーとクライアントの両方に ホットフィックスのインストールが成功すると、ユーザーはサーバーに再接続が可能になります。
- OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの [オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動] チェックボックスをチェックして下さい。
このホットフィックスの不具合修正リスト:
- 119290 クラッシュ: 図面に特定のDWGファイルを再リンクするとクラッシュする。
- 118459 クラッシュ: XrefマネージャでXrefをバインディングした場合。
- 119131 ドキュメント: ホットリンクを更新後、寸法のカスタムテキストが自動的に「測定値」に戻る。
- 118065 ドキュメント: 手動更新に設定された図面が外部図面ステータスチェックダイアログに表示される。
- 117813 ドキュメント: ソースファイルが開かれているにも関わらず、外部図面の更新が時々失敗する。
- 111785 ドキュメント: 3Dドキュメントが作成された後、躯体表示が「構造耐力要素の躯体のみ」に設定されると、構造耐力要素が除外される。
- 118304 ドキュメント: 特定のファイルで、ビューまたはレイアウトに変更後、平面図の寸法引き出し線の長さが変わる。
- 117939 ファイル: 複合構造の構成要素の拡張された数を使用してAC 13形式で保存すると”Error while loading plan file. Module: Attributes”のエラーメッセージが表示される。
- 118229 ファイル: 埋め込みライブラリのライブラリ要素の不正な名前が原因で、特定のファイルがMacでは開けるがPCでは開けない。
- 118046 ファイル/DWG: カメラが配置されている場合、レイアウトからDwgファイルを保存できない。
- 117642 ファイル/IFC: 特定のIFCファイルをインポートした後、オブジェクトの形状が不正。
- 116968 ファイル/IFC: 特定のIFCファイルをインポートした後、要素が間違って配置される。
- 118922 ファイル/IFC: インポートされた壁のサブタイプが間違っている。
- 115756 チームワーク: Xrefのあるワークシートが原因で送受信のとき”Database Commit error”と”Auto Restore error”が起こる。
- 116357 チームワーク: 異なるチームメートの立面の通り芯の特定の使用ステップの後、”Receive Error”メッセージが表示される。
- 118873 チームワーク: Macからプロジェクトを共有すると、Macからは参加できるがPCからは参加できない。
- 118617 チームワーク: メモリ処理設定が原因でBIMサーバーが停止し、再始動が不可能。
- 118531 チームワーク: レイアウトを含むプロジェクトとソースビューを含むプロジェクトの両方が別々のArchicadインスタンスで開かれていても、図面の更新で別のArchicadインスタンスが起動する。
- 118590 チームワーク: 二つののArchicadインスタンスで、ソースビューを含むインスタンスのクイックチェックを停止後、図面とレイアウトを含むものが自動的に閉じる。
- 117638 チームワーク: 二人のユーザーが変更の送受信を行った後、二人のユーザーによって作成された新規レイヤーが一つに結合される。
- 119499 チームワーク: Xrefが送受信後になくなる。
- 118746 チームワーク/クラッシュ: BIMサーバーマネージャでのプロジェクト管理が遅い、またはフリーズする。
- 118879 チームワーク/クラッシュ: 交差する壁があるホットリンクモジュールを含むプロジェクトのホットリンクを配置する場合。
- 112196 チームワーク/ドキュメント: TWクライアントで回転したビューがレイアウトを回転させる。
- 118101 チームワーク/モデル: アンカーが違う階にセットされているとサーバーから受信後に開口が移動する。
- 114369 ユーザーインターフェイス: Mac上でACがWacom Intuos2 Tabletsと一緒に使用されるとパレットのコンテンツが動く。
オプションのグラフィソフト製アドオンの不具合修正:
- 112610 EcoDesigner/クラッシュ: EcoDesignerでロケーションで”BE Antwerpen”が選択されるとArchicadがクラッシュする。
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