イクシリア株式会社
設計軸にBIMの新たな広がり 自作でArchicadアドイン 4月から社内の情報共有プラットフォームとして独自のCDE(共通データ環境)も吉田氏自身が2週間ほどで構築した。社内の業務進捗に加え、図面類を管理しているオンラインストレージサービスとも連携を図った。今後はArchicadの共同作業プラットフォーム「BIMcloud」との連携も計画中で、契約関連の書類を自動作成できるような機能も付加していく予定だ。「ニーズがあれば当社と同じような規模の設計事務所にも提供していければ」とも考えている。 動き出したBIM図面審査にも迅速な対応を見せる。意匠設計を手がける木造2階建て延べ約500平方㍍の施設を対象に、Archicadで構造部材まで細かくモデル化する髙尾設計一級建築士事務所(福岡県中間市)と連携する形で「近く申請に乗り出す」予定だ。独自にBIM図面審査用のテンプレートも作成しており、「当社が意匠設計を手がける案件では、できるだけBIM図面審査に対応していきたい」と強調する。 吉田氏が目指すのは、企画から設計、施工、維持管理まで一貫してデータがつながるBIMの実現だ。「AIの活用によって、われわれ設計者自身でも安価にシステム開発ができるようになった。今後はIFCデータ活用によるopenBIMの流れが一気に広がり、Archicadを使いこなす当社の強みをより発揮できる時代になる」としっかりと先を見据えている。