建設産業をリードする設計者のためのBIMソフトウェアソリューションを提供するグラフィソフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長コバーチ・ベンツェ)は、ARCHICAD 19の次期バージョンとして、建築業界をリードする設計者のためのBIMソフトウェアソリューションの最新版である『ARCHICAD 20』を2016年9月28日(水)に販売開始することを本日発表いたしました。
『ARCHICAD 20』ではBIMの”I”(情報)に重点を置き、ARCHICADユーザーのみならず、外部のプロジェクト関係者にも有益なさまざまな機能改善がされました。新しい「フラットデザイン」のグラフィカルユーザーインターフェースは、他のソフトウェアと一線を画します。
「BIMの真の可能性は、建築物の設計、施工、運用のすべての段階において必要な「情報」を格納・利用できることです。さらに、この「情報」で重要な部分は、幾何学データ以外のデータを扱うことができなければならないことです。今回リリースする『ARCHICAD 20』では、データの「管理」「可視化」「共有」を、「設計」「施工段階」のプロジェクトの関係者の誰とでも行える強力なワークフローを提供します。」とGRAPHISOFTのプロダクトマネジメントディレクター Peter Temesvariは述べています。
『ARCHICAD 20』のリリースに加え、これまで同様、主に中小の設計事務所・アトリエ事務所等をターゲットとした『ARCHICAD 20 Solo』を、オプション製品として『MEP Modeler for ARCHICAD 20』を同時リリースいたします。また、大量の2D図面、複雑な3Dモデルのプロジェクトにアクセスし、情報共有を可能とするBIMコミュニケーションツールである『BIMx』『BIMx PRO』を引き続きご提供いたします。
ARCHICAD 20
1.強化された情報管理
情報の保存
BIMのもっとも重要な要素である情報を、設計者、デザイナーが最大限に活用できます。ARCHICAD 20は、BIMモデルを各種情報の総合的な保管場所として利用でき、Excelのスプレッドシートのような、BIMツールやCADで作成されていない情報も保存、管理できます。


情報の可視化
情報の可視化によって整頓された情報を活用することで、設計、施工を通じて大いに効率性を高めます。便利なフィルタ機能と新機能「表現の上書き」により、同様のプロパティを持つ要素の2D、3Dでの表示を自由に変更できます。これによりコミュニケーション、協力作業、モデルチェックはさらに効率的になります。

情報を共有
IFC4 オープンソース基準を完全にサポートするBIMアプリケーションであるARCHICAD 20は、IFC4による新たな連携ワークフロー(Design Transfer ViewとReference View)を利用することにより、他の分野との連携をよりスムーズなものにします。BIMxのような情報共有ツールはもちろん、Excelのような汎用的なツールでもBIMに格納されている豊富な情報を活用することができます。

2.お気に入り
新しいお気に入りでは、2Dもしくは3Dでの要素の設定に基づいたわかりやすいサムネイルが自動生成、保存され、すべてのツールで使用可能です。これで、BIMマネージャーの社内プロジェクトにおけるテンプレート設定が容易になるのに加え、会社全体の日常の業務も効率化されます。

3.改善されたグラフィカルユーザーインターフェース
ARCHICAD 20のグラフィカルユーザーインターフェースはモダンなデザインに完全に刷新しました。これまでのデスクトップソフトウェアよりもモバイルアプリに近いものとなっています。

価格・商品構成
ARCHICAD 20 / ARCHICAD 20 Solo
製品構成 | メーカー希望小売価格 |
---|---|
ARCHICAD 20 レギュラー版 (スタンドアロン版 / ネットワーク版) | 720,000円(税抜) |
ARCHICAD 20 Solo | 295,000円(税抜) |
オプション製品
製品構成 | メーカー希望小売価格 | |
---|---|---|
VIP会員 | 一般 | |
MEP Modeler for ARCHICAD 20 | 49,800円(税抜) | 89,800円(税抜) |
ARCHICAD 20 動作環境
Windows | Mac | |
---|---|---|
OS | 推奨環境 Windows® 10(64-bit) Windows® 8.1(64-bit) 注:32-bit OSはサポートされていません。 | 推奨環境 Mac OS X 10.11 El Capitan Mac OS X 10.10 Yosemite |
・Java 8以降が必要です。 ・Mac OS X 10.9 Mavericksは互換性がありますが、GRAPHISOFTでテストされていません。 ・Mac OS X 10.8 Mountain Lionおよびそれ以前のシステムとは互換性がありません(ARCHICADをインストールできません)。 | ||
CPU | 64-bitプロセッサ必須。4コア以上必須。 | 64-bitプロセッサ必須。4コア以上必須。 |
注: パフォーマンスを利用するためには、4-8+コアの利用を推奨します。 | ||
RAM | 複雑なモデルには16 GB RAM以上推奨 | 複雑なモデルには16 GB RAM以上推奨 |
ハードドライブ | SSD(またはFusion Drive)へのインストール推奨。インストールには約5GBの空き容量が必須。10GBの空き容量必須 | |
ディスプレイ | 必須: 1440×900 以上を推奨 | |
ビデオカード | Open GL 2.0対応のグラフィックカード。複雑なモデルの操作には1024MB以上のRAMを推奨。 ※ 推奨ビデオカードの情報は下記のURLをご確認ください。 ARCHICAD 20 推奨ビデオカード | |
プロテクションキー | ARCHICAD 20を起動するためには、CodeMeterハードウェアキー、もしくはCodeMeterソフトウェアキーが必要となります。 ※プログラムのインストールには、DVDドライブが必要になります。 ※プログラムアップデート等にインターネット接続環境が必要です。 |
グラフィソフトについて:
グラフィソフトは、1984年に業界初の建築家向けBIMソフトウェア、ARCHICAD®によってBIM革命を始めました。GRAPHISOFT®は、世界初のリアルタイムBIMコラボレーション環境であるBIMcloud®、世界初の完全にBIMに統合された「グリーン」設計ソリューションであるGRAPHISOFT EcoDesignerTM、またBIMの可視化において世界をリードするモバイルアプリBIMx®で、業界をリードしています。GRAPHISOFT®は2007年にNemetschekグループの一員となりました。
グラフィソフトジャパンについて
グラフィソフトジャパン株式会社は、建築家のための業界初となるBIMソフトウェアARCHICAD®を提供するGRAPHISOFT® SEの日本法人。GRAPHISOFT® SEは2007年、Nemetschekのグループ会社となる。過去5年間、グラフィソフトジャパンは急激な成長を遂げ、顧客には大手ゼネコン、設計事務所等を持ち、日本でも有数のBIMソリューションプロバイダと認められている。
リリースに関するお問い合わせ先
グラフィソフトジャパン株式会社
マーケティング担当:平野・神原
〒107-0052
東京都港区赤坂3-2-12赤坂ノアビル4階
tel: 03-5545-3800