リリースノート
Archicad 13 ホットフィックス – 製造番号 3259
ArchicadおよびBIMサーバー用
このホットフィックスはArchicad 13 (製造番号 3013)およびBIMサーバーの最初のリリース以降に見つかった不具合の重要な修正を含みます。このホットフィックスは全ての製造番号のArchicad 13およびBIMサーバー(製造番号 3013以降)に適用できます。また、全てのライセンスタイプ(商用版、教育版および体験版)に適用できます。
インストーラについて:
ホットフィックスは、以下の順序でコンピュータ上の3つのアプリケーションを自動的に検索します:
- Archicad 13 (MEP Modeler、 EcoDesigner およびほぼ全てのグラフィソフト製アドオンを含みます)
- BIMサーバー (BIMサーバーに付随してインストールされたBIMサーバーマネージャーを含みます)
- スタンドアロンのBIMサーバーマネージャー (BIMサーバーがインストールされていないコンピュータからBIMサーバーをリモート管理する、単体アプリケーションのBIMサーバーマネージャーを参照します)
インストール済みのArchicad 13 および/または スタンドアロンのBIMサーバーマネージャー がマシン上に見つかった場合、それを更新するかどうかを選択できます。
インストール済みのBIMサーバーがマシンマシン上に見つかった場合は、それが更新されていない場合自動的に更新されます。
Archicad 13 が既に更新されていて、Archicadコンポーネント (例. MEP Modeler または EcoDesigner) が更新されていない場合、インストーラがこれを通知しますので更新するかどうかを選択することができます。
チームワークユーザーに対する重要事項:
チームワーク作業には、全てのArchicad、BIMサーバーマネージャーおよびBIMサーバーが同一のバージョン(または製造番号)である必要があります。
BIMサーバーのバージョンと異なるクライアントArchicadを起動している場合、BIMサーバーと同じホットフィックスをインストールするまでチームワーク作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業している他のクライアントArchicadも同様です。)
従って、クライアントArchCADまたはBIMサーバーを更新する場合、同一のバージョンになるように全てのクライアントとBIMサーバーを更新しなければなりません。
オフィスでのチームワーク作業の場合、全てのコンポーネントが同時に更新され、異なるバージョンのプログラムのチームワークユーザーが残らないように、ホットフィックスの適用はCAD管理者または指定された管理者によって集中的に管理して下さい。
Mac版のArtlantis-3 ユーザーに対する注記:
製造番号 3013から更新する場合でArtlantis 3アドオンを手動でインストールした場合、このホットフィックスをインストールする前にそれを削除して下さい。このホットフィックスは新しいバージョンのアドオンをインストールします。削除する必要があるファイルは、 「/Applications/Archicad/Archicad 13/Add-Ons/Import-Export」フォルダの「Artlantis Render Studio 3 Out.apx」ファイルです。このファイルは不要です。
ホットフィックス#2 (製造番号 3235)から更新する場合は、この作業は必要ありません。
インストール手順:
- コンピュータの管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例. 名前の変更)。 BIMサーバーを更新する場合は、それをインストールした時のユーザーでログインしていることも確認して下さい。
- ホットフィックスを実行する際、ホットフィックスは自動的にコンピュータ上の上記の3つのアプリケーションを検索します。コンピュータ上に見つかった3つのアプリケーションのそれぞれに対して、その更新状態が通知されます(「更新済」または「未更新」)。
Archicad またはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーに関して:
- マシン上に複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーがある場合、インストーラは自動的に1つを検索します。別のものを更新したい場合、[参照]ボタンを使用して指定して下さい。複数のArchicad / BIMサーバーマネージャーを更新するには、複数回インストーラを実行する必要があります。
- インストール済みのArchicadまたはBIMサーバーマネージャーが更新されていない場合、更新しないこともできます。[今は [プログラム] を更新しない] をクリックして下さい。
BIMサーバーの更新は少し異なります:
- BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。
- 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません。
- ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
- 更新されるプログラム(Archicad 13 または BIMサーバーマネージャー) が実行中の場合、ホットフィックスを継続する前に、プログラムを閉じるように指示されます。対照的に、BIMサーバーの更新時は、プロセスは自動的にBIMサーバーを停止します。ホットフィックスが完了すると 、BIMサーバーは再度開始します。この間、BIMサーバーのチームワークプロジェクトでの作業はオフラインとなり、再度BIMサーバーが開始し、クライアントがもう一度オフラインになるまで、サーバーにアクセスすることはできなくなり、変更を送受信できなくなります。OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの [オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動] チェックボックスをチェックして下さい。
このホットフィックスの不具合修正リスト*:
*Archicad 13 ホットフィックス#2(製造番号 3235)との差分 。製造番号 3235より前の製造番号から更新する場合、関連するリリースノートもお読み下さい。
- 100360 クラッシュ: 特定のドアを配置した後、「元に戻す」を使用した場合
- 100780 クラッシュ: 特定のArchicad 12 のファイルを開いた場合
- 101300 クラッシュ: ある状況でホットリンクを解除した場合
- 102628 クラッシュ: ある状況でOS 10.6上の画像を操作した場合
- 96728 クラッシュ/チームワーク: ある状況で全ての要素を解放した場合
- 101825 クラッシュ/チームワーク: ある状況でホットリンクの配置と削除をした場合
- 101479 ファイル: DWGファイルのモデルスペースでデータが不正な位置になる
- 106426 ファイル: プロジェクト要素とホットリンク要素の間にソリッド編集が使用された場合、ファイルが開けない
- 102489 ファイル: PDF出力された円形グラデーションの塗りつぶしの原点が不正
- 104748 編集: 断面/立面で複数の要素をドラッグするとホーム階が同じになってしまう
- 101524 編集: トラック座標が位置を回転で不正
- 102827 チームワーク: 複数のホットリンクを更新にした後、送受信が遅くなる
- 103129 チームワーク: デタッチされたプロジェクトがチームワークパレットで「オンライン」になることがある
- 103169 チームワーク: メールステムによって送受信が遅くなる
- 103274 チームワーク: ある状況で送受信の時間が長くなる
- 103542 チームワーク: ある特殊な状況で送受信するとサーバーがエラーコードを返す
- 103912 チームワーク: ある状況でXREFを配置した後送受信ができない
- 104048 チームワーク: ネストされたモジュールを無視されたホットリンクが更新できない
- 104973 チームワーク: ごく稀な状況で送受信後に「深刻なエラーが起こりました」エラーになる
- 105180 チームワーク: ある状況でラベルが「不正な要素」になり、そのプロジェクトにユーザーが参加できない
- 101085 チームワーク: ある状況で自動保存に戻る
- 85211 教育版: ユーザー名にアクセント記号のある文字が含まれていると教育版ライセンスが機能しない
- 105242 教育版: あるシステムで[ライセンス更新]ボタンが無効になる
オプションのグラフィソフト製アドオンの不具合修正:
- 102459 Google Earth: KMZファイルからのテクスチャが重複する
- 90410 Google Earth: KMZファイルが不正なモデルサイズでインポートされる
- 101154 CINEMA 4D: あるオプションで保存されたC4Dファイルがインポートされるとき、Archicadがテクスチャを見つけられない
- 103381 CINEMA 4D: 特殊な文字の材質がクループ化されない