AC13-3826to3835-ReleaseNotes-JPN


リリースノート

Archicad 13 ホットフィックス -製造番号 3835


内容


BIMサーバーおよびArchicad用

このホットフィックスはマルチモジュラーArchicad 14 BIMサーバーと同じマシンにArchicad 13 BIMサーバーを共存させるために必要です。 BIMサーバーが在る場合は以下のセクションのインストール推奨事項を注意してお読みください。

このホットフィックスはArchicad 13 (製造番号 3013)およびBIMサーバーの最初のリリース以降に見つかった不具合の重要な修正も含みます。 

このホットフィックスは全ての製造番号のArchicad 13およびBIMサーバー(製造番号 3013以降)に適用できます。また、全てのライセンスタイプ(商用版、教育版および体験版)に適用できます。

BIMサーバーインストール推奨事項と関連する変更のリスト:

インストール推奨事項:

BIM サーバーを修正する場合は、現在の設定の完全なバックアップを作成することを強く推奨します。 この修正プログラムは、フォルダー階層を変更しますので、ウイルス チェッカーまたはインデクサーのような外部プログラムによって中断される可能性があり、チームワーク セットアップを壊し、修正不可能な場合があります。 このため、セットアップのコピーを作成することが賢明です。[Project]および[Attachments]フォルダー がデフォルト以外の場所の場合、それらをコピーも必要です。
手順:

  1. サーバーを停止します。
  2. [Graphisoft/Bim Server] およびこの下にあるすべてのフォルダを安全な場所にコピーします。
  3. [Project] フォルダーを安全な場所に-コピーします。 (手順 2 でコピーしていない場合。)
  4. [Attachments]フォルダ(ライブラリ)を安全な場所にコピーします。(手順 2 でコピーしていない場合。)
  5. サーバーを再起動します。
  6. 更新プログラムを開始します。

移行ツール(新規メニュー項目):

2段階のプロセスでArchicad13チームワークプロジェクトはArchicad 14に移行できます。このホットフィックスのアプリケーションで[チームワーク > プロジェクト > 移行の準備]メニュー項目が表示されます。クライアントがArchicad 14マルチモジュラーBIMサーバーに接続したとき有効になります。

BIMサーバーディレクトリ階層の変更

ホットフィックス製造番号3600が事前にArchicad BIMサーバー 13に適用されていない場合、このホットフィックスはGraphisoft/BIM Server以下のArchicad 13 BIMサーバーのディレクトリツリーを再構成します。これはファイル階層に依存するバックアップスクリプトに影響します。例えば、インストールの時にデフォルトのBIMサーバープロジェクトデータベースフォルダとライブラリフォルダ(Attachments)が設定された場合は、そのフォルダは新しい場所になります。新しい場所は以下です:
Graphisoft/BIM Server/Attachments
Graphisoft/BIM Server/Projects
ディレクトリの変更によってローカルバックアップ設定が誤動作しないよう確認して下さい。
Archicad 13のインストール時に、デフォルトのプロジェクトデータベースフォルダとライブラリ(Attachements)の場所を設定しなかった場合は、このホットフィックスの登録時に、指定した場所が維持されます。

新しいBIMサーバー階層:

BIMサーバー名の変更

このホットフィックスを適用後、バックアップスクリプトで使用していたサーバー名を変更する必要があります:

置換
TeamworkServerManager-v13.0をTeamworkServerManagerに
TeamworkMessagingServer-v13.0をTeamworkMessagingServerに
TeamworkServerMonitorService-v13.0をTeamworkServerMonitorServiceに

サーバー名

サーバー名はBIMサーバーの設定パネルで定義されます。コンピュータ名がサーバー名として使用されている場合、カスタム名はブランクの代わりにコンピュータ名が入ります。

インストーラについて:

ホットフィックスプロセスはコンピュータ上で3つのインスタンスを自動的に検索します。(次の順序で):

  1. Archicad 13 (MEP Modeler、EcoDesignerおよび全てのGraphisoftアドオンを含む)
  2. BIMサーバー (BIMサーバーと共に自動的にインストールされたBIMサーバーマネージャを含む)
  3. スタンドアロンBIMサーバーマネージャ (これはスタンドアロンBIMサーバーマネージャを参照します。BIMサーバーのインストールされていないコンピュータからBIMサーバーをリモート管理する単独アプリケーションです。このアプリケーションはArchicad 13 DVDからオプションとしてインストールできます。)

マシンにArchicad 13またはスタンドアロンBIMサーバーマネージャがインストールされている場合、更新するか、しないかを選択できます。

マシンにBIMサーバーがインストールされている場合、更新されていない場合は自動的に更新されます。

Archicad 13が既に更新されている場合で、Archicadコンポーネント(例、MEP ModelerまたはEcoDesigner)の1つがまだ更新されていない場合、インストーラがこれを通知しますので、更新するものを選択できます。

チームワークユーザーへの重要事項:

チームワーク作業には、全てのArchicad、BIMサーバーマネージャーおよびBIMサーバーが同一のバージョン(または製造番号)である必要があります。
BIMサーバーのバージョンと異なるクライアントArchicadを起動している場合、BIMサーバーと同じホットフィックスをインストールするまでチームワーク作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業している他のクライアントArchicadも同様です。)
従って、クライアントArchCADまたはBIMサーバーを更新する場合、同一のバージョンになるように全てのクライアントとBIMサーバーを更新しなければなりません。
オフィスでのチームワーク作業の場合、全てのコンポーネントが同時に更新され、異なるバージョンのプログラムのチームワークユーザーが残らないように、ホットフィックスの適用はCAD管理者または指定された管理者によって集中的に管理して下さい。

Mac版のArtlantis-3 ユーザーに対する注記:

製造番号 3013から更新する場合でArtlantis 3アドオンを手動でインストールした場合、このホットフィックスをインストールする前にそれを削除して下さい。このホットフィックスは新しいバージョンのアドオンをインストールします。削除する必要があるファイルは、 「/Applications/Archicad/Archicad 13/Add-Ons/Import-Export」フォルダの「Artlantis Render Studio 3 Out.apx」ファイルです。このファイルは不要です。

ホットフィックス#2 (製造番号 3235)、ホットフィックス#4(製造番号3259)またはホットフィックス#6(製造番号3600)から更新する場合は、この作業は必要ありません。

インストール手順:

  1. コンピュータの管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例. 名前の変更)。 BIMサーバーを更新する場合は、それをインストールした時のユーザーでログインしていることも確認して下さい。
  2. ホットフィックスを実行する際、ホットフィックスは自動的にコンピュータ上の上記の3つのアプリケーションを検索します。コンピュータ上に見つかった3つのアプリケーションのそれぞれに対して、その更新状態が通知されます(「更新済」または「未更新」)。 

Archicad またはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーに関して: 

  • マシン上に複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーがある場合、インストーラは自動的に1つを検索します。別のものを更新したい場合、[参照]ボタンを使用して指定して下さい。複数のArchicad / BIMサーバーマネージャーを更新するには、複数回インストーラを実行する必要があります。
  • インストール済みのArchicadまたはBIMサーバーマネージャーが更新されていない場合、更新しないこともできます。[今は [プログラム] を更新しない] をクリックして下さい。

BIMサーバーの更新は少し異なります: 

  • BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。 
  • 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません。 

  1. ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
  2. 更新されるプログラム(Archicad 13 または BIMサーバーマネージャー) が実行中の場合、ホットフィックスを継続する前に、プログラムを閉じるように指示されます。対照的に、BIMサーバーの更新時は、プロセスは自動的にBIMサーバーを停止します。ホットフィックスが完了すると 、BIMサーバーは再度開始します。この間、BIMサーバーのチームワークプロジェクトでの作業はオフラインとなり、再度BIMサーバーが開始し、クライアントがもう一度オフラインになるまで、サーバーにアクセスすることはできなくなり、変更を送受信できなくなります。OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの [オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動] チェックボックスをチェックして下さい。

このホットフィックスの不具合修正リスト:

  • 115988 ドキュメント: 「自動更新」図面で連結寸法が更新されない。
  • 108408 ドキュメント: 発行ダイアログがオーガナイザーウィンドウの後ろに隠れる。
  • 116181 編集: -99以下のフロア番号がフロア選択ダイアログに表示されない。
  • 116581 ファイル/プロテクション/クラッシュ: Java update 3 for Mac OSXがインストールされた後、一覧表からXLSファイルを保存、インターネットへファイルを発行、CodeMeterプロテクションキーからライセンス借用、PDF形式に保存/発行でクラッシュし、クラッシュレポートがGraphisoftに送信できない。
  • 116357 チームワーク: 他のチームメートによる立面の通り芯の使用の特定のステップで、”Receive Error”メッセージが表示される。 
  • 113871 チームワーク: 一人のユーザーだけがTWプロジェクトにログインすると常にArchicadがクラッシュする。
  • 116072 チームワーク: AC14ホットフィックスを適用したあとBIMサーバーが正しく起動せず、手動起動が必要。
  • 115271 チームワーク: ある状況でBIMサーバーが必要以上にメモリー/ディスクスペースを使用する。
  • 111901 チームワーク: ホットリンクの解除、保存、ホットリンクの更新およびアンドゥーの一連のステップのあと、ネストしたホットリンクを含むぷろじぇくとを送受信すると、致命的なエラーが起こる。
  • 119499 チームワーク: 送受信の後、Xrefが消える。
  • 116417 チームワーク/クラッシュ: 特定のプロジェクトを開くとき。
  • 116063, 115862 チームワーク/ドキュメント: 寸法がレイアウト上の図面で間違って配置される。修正し送受信すると、新規ユーザーが間違った結果を受け取る。


ホットフィックスをダウンロード

以前のホットフィックスをダウンロード