Archicad 15 Hotfix 4 Preview (Build 3898)
リリースノート
Archicad 15 ホットフィックス 4 (製造番号 3898)
BIM ServerおよびArchicad用
このホットフィックスは多くのチームワークおよびIFC関連の問題を修正します。このホットフィックスは全てのコンポーネントに適用されます。Archicad、BIMサーバー、BIMサーバーマネージャー、EcoDesigner、BIM Explorer、MEP Modelerおよび全ての他のGRAPHISOFT社製アドオン)。また、全てのライセンスタイプ(商用版、教育版および体験版)に適用されます。
インストーラについて:
ホットフィックスはコンピュータ上で3つのインスタンスを自動的に検索します。(次の順序で):
- Archicad 15 (MEP Modeler、EcoDesignerおよび全てのGraphisoftアドオンを含む)
- GRAPHISOFT BIM サーバー (BIMサーバーと共に自動的にインストールされたBIMサーバーマネージャを含む)
- スタンドアロンBIMサーバーマネージャー (これはスタンドアロンBIMサーバーマネージャーを参照します。このアプリケーションはArchicad 15 DVDからオプションとしてインストールできます。)
マシンにArchicad 15 もしくは スタンドアロンBIMサーバーマネージャーがインストールされている場合、更新するか、しないかを選択できます。
マシンにBIMサーバーがインストールされている場合、更新されていない場合は自動的に更新されます。
Archicad 15が既に更新されている場合で、Archicadコンポーネント(例、MEP ModelerまたはEcoDesigner)の1つがまだ更新されていない場合、インストーラがこれを通知しますので、更新するものを選択できます。
チームワークユーザーへの重要事項:
チームワーク作業には、全てのArchicad、BIMサーバーマネージャーおよびBIMサーバーが同一のバージョン(または製造番号)である必要があります。
BIMサーバーと異なるバージョン番号のクライアントArchicadを実行している場合、 BIMサーバーに同じホットフィックスをインストールするまでチームワークでの作業を継続することはできません。(同じBIMサーバーで作業している他のクライアントArchicadも同様です。)
従って、クライアントArchCADまたはBIMサーバーを更新する場合、同一のバージョンになるように全てのクライアントとBIMサーバーを更新しなければなりません。
インストール手順:
- オペレーションシステムがWindows 2008 R2またはSmall Business Server 2011のコンピュータ上でBIMサーバーを実行してる場合は、パッチを適用する前に全てのBIMサーバーのサービスを手動で停止しなければなりません。原因は現在調査中です。
- BIMサーバーのインストール時、全てのウィルスチェッカーを無効にすることを強く推奨します。
- コンピュータの管理者権限があることを確認して下さい。Archicadコンポーネントが変更されていないことを確認して下さい(例. 名前の変更)。 BIMサーバーを更新する場合は、それをインストールした時のユーザーでログインしていることも確認して下さい。
- ホットフィックスを実行する際、ホットフィックスは自動的にコンピュータ上の上記の3つのアプリケーションを検索します。コンピュータ上に見つかった3つのアプリケーションのそれぞれに対して、その更新状態が通知されます(「更新済」または「未更新」)。
Archicad またはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーに関して:
- マシン上に複数のArchicadまたはスタンドアロンのBIMサーバーマネージャーがある場合、インストーラは自動的に1つを検出します。別のものを更新したい場合、[参照]ボタンを使用して指定して下さい。複数のArchicad / BIMサーバーマネージャーを更新するには、複数回インストーラを実行する必要があります。
- インストール済みのArchicadまたはBIMサーバーマネージャーが更新されていない場合、更新しないこともできます。[今は [プログラム] を更新しない] をクリックして下さい。
BIMサーバーの更新は少し異なります:
- BIMサーバーが見つかり、それが古い場合は強制的に更新されます。ホットフィックスのインストールをキャンセルしない限り、更新をスキップするオプションはありません。
- 1台のマシンに1つのBIMサーバーだけがインストール可能ですので、プログラムによって特定された場所と異なる場所を参照するオプションはありません。
- ホットフィックスが実行される直前に、概要パネルにどの場所の、どのプログラムが更新されるかの情報が表示されます。
-
BIMサーバーが更新されている間、BIMサーバーは停止し、プロジェクトは中断されます。新しく更新されたBIMサーバーでチームワークを行うにはクライアントを更新する必要があります。
- OSの起動時に自動的にBIMサーバーを開始したい場合はBIMサーバー設定ダイアログの [オペレーティングシステム起動時にBIMサーバーを起動] チェックボックスをチェックして下さい。
ホットフィックスの配置済インストール
Archicad 15配置済インストールのホットフィックス 4 プレビューで開始することもできます。詳細はこちらを御覧下さい。
このホットフィックスで修正された不具合リスト:
- 136391 ドキュメント/データロス: 追加したドアマーカーのパラメータが一覧表から消える。
- 128363 ドキュメント: 立面の図面がレイアウトに配置した時回転する。
- 137014 ドキュメント: 天窓に関連付けられたラベルがレイアウトで表示されない。
- 117328 ドキュメント: レイアウトに図面をコピーした後、ペンセットが変わる。
- 138087 ドキュメント: 屋根で切り取られたゾーンでゾーンを更新コマンドの結果が間違っている。
- 131267 編集: ホットリンクを選択ダイアログでプロジェクトに配置されていないモジュールも表示される。
- 133601 編集: プロジェクトに多数の塗りつぶしが存在すると、クリックして切り取り機能の動作が遅い。
- 133709 編集: 柱ラベルがビューで消えても、レイアウトに表示されたままになる。
- 123052 編集: 特定のプロジェクトでカーテンウォールが編集できない。
- 131942 編集: ホストファイルにホットリンクを配置した後、ホットリンクファイル内の塗りつぶしが変わる。
- 127470 編集: 複合平面屋根またはシェルのペットパレットがホットスポットまたはアウトラインをクリックした直後に、2Dと3Dの両方で消える。
- 134333 編集: ゾーンの凹部分の壁が選択できない。
- 131180 編集/クラッシュ: 詳細ビューで閉じたポリラインを編集するとArchicadがクラッシュする。
- 134841 ファイル/DWG-DXF/インポート: 特定のDWGファイルがインポートできない。
- 136757 ファイル/DWG-DXF/クラッシュ/: DWGトランスレータを全て削除し、新規作成するとArchicadがクラシュする。
- 138178 ファイル/DWG-DXF/エクスポート: Archicad寸法チェーンからインポートされた寸法を移動または削除した後、Archicadで重複した寸法テキストが残る。
- 131118 ファイル/DWG-DXF: 画面解像度が低いと、DXF-DWGトランスレータダイアログの一部がアクセス出来ない。
- 133251 ファイル/エクスポート: 長い一覧表がXLS (Excel) フォーマットで保存できない。
- 134290 ファイル/エクスポート: 天窓ラベルがPDFにエクスポートできない。
- 135611 ファイル/IFC/エクスポート: 断面形状の曲線部分が真の曲線でなく、ポリラインとしてエクスポートされる。
- 136106 ファイル/IFC/エクスポート: ソリッド編集が適用された要素の基本数量がIFCに間違った基本数量でエクスポートされる。
- 136356 ファイル/IFC/エクスポート: 特定のファイルをIFCにエクスポートすると、屋根でクリップされた要素のクリッピング情報が失われる。
- 136878 ファイル/IFC/エクスポート: 特定のArchicadファイルから、スラブが間違った形状でエクスポートされる。
- 136339 ファイル/IFC/エクスポート: 垂直軸廻りに回転された柱の反転コピーをIFCにエクスポートすると、反転ステータスが失われる。
- 137420 ファイル/IFC/エクスポート: 特定のプロジェクトでエクスポートされたIFCファイルから要素が欠落する。
- 135451 ファイル/IFC/インポート: 特定のIFCファイルので、トリムされた円柱の梁が間違った形状でインポートされる。
- 139834 ファイル/IFC/インポート: 特定のケースでIFCのサイト形状がインポートされない。
- 139753 ファイル/IFC/インポート: ホットリンクのIFCオブジェクトの材質が失われる。
- 135898 ファイル/IFC/インポート: 特定のIFCファイルをインポートした場合、要素の材質が間違っている。
- 139835 ファイル/IFC/インポート: Teklaで間違って作成された負の長さの値が、ArchicadのIFCインポートで処理されない。
- 136394 ファイル/IFC/インポート: 特定のファイルを開くと、要素の不正なBREP生成が原因でいくつかの要素の3Dモデルが間違っている。
- 131450 ファイル/IFC/インポート: 特定のIFCファイルを開くと、いくつかのパイプ要素が間違っている。
- 138127 ファイル/IFC/インポート: 特定のIFCファイルで柱の回転角度が間違っている。
- 133590 ファイル/モデル: 正しい断面形状をロードするのにプロジェクトを二度開かなければならない。
- 137596 インストール: 「silent」パラメータに加えて、新しい「nowarnig」パラメータが、既にパッチされたコンポーネントに関連して、ユーザーの画面に何もダイアログを表示しないようにする。
- 138263 インストール: Archicadの複数の言語バージョンがインストールされているコンピュータで、「searchlanguage=xxx」パラメータで指定した言語バージョンをサイレントで更新することができるようになる。「xxx」はローカライズ用の3文字コードで、例として、INT、GER、FIN。
- 141813 インストール: Java 1.7と互換性を持つようにアンインストーラにパッチをあてる。
- 136520 モデル: オブジェクトを非表示リノベーションステータスにすると、平面図で位置が変わる。
- 138051-138058 モデル/データロス: 屋根要素のデータが不正になる。
- 137645 モデル/フリーズ: 特定のファイルで、マーキーでエリア選択し、3Dで表示するとArchicadがハングアップする。
- 136294 チームワーク: 送受信中に、特定の状況で「serious error has occurred」エラーメッセージが表示される。
- 139480 チームワーク: MODファイルのIFCグループが「Server returns error code」エラーを引き起こす。
- 139547 チームワーク: チームワークプロジェクトで、ソリッド編集のホットリンクモジュールからのオペレータを削除すると、所有権違反エラーが起こる。
- 139576 チームワーク: ビューが「未確保」ステータスの時、プロジェクトで確保できない時がある。
- 140019 チームワーク: XREF処理アルゴリズムの改善により、データベースのコミットが失敗する頻度が減る
- 129195 チームワーク: 特定のプロジェクトの何人かのユーザーがローカルキャッシュを読めず、無効な要素が原因でプロジェクトに参加できない。
- 137597 チームワーク/クラッシュ: カスタム断面形状がある特定のチームワークプロジェクトを他のチームワークファイルにホットリンクとして配置するとクラッシュする。
- 138855 チームワーク/クラッシュ: プロジェクトでサードパーティーのアドオンが使用されていると、チームワークプロジェクトに参加する時にArchicadがクラッシュする。
- 137148 チームワーク/クラッシュ: プロジェクトでサードパーティーのアドオンが使用されていると、チームワークプロジェクトを共有する時にArchicadがクラッシュする。
- 139092 チームワーク/クラッシュ: 埋め込みライブラリ要素を許可した後、クラッシュする。
- 126758 チームワーク/クラッシュ: 特定のプロジェクトを開く時、「Internal error found, Archicad will be closed」エラーが表示され、OKボタンを押すとArchicadがクラッシュする。
- 137842 チームワーク/ライブラリ: プロジェクトに特定の共有ライブラリを追加すると「Library update failed」エラーが表示される。
オプションのGraphisoftコンポーネントの不具合修正:
- 129783 BIMx: 「Play On Start」機能が動作しない。
- 138083 BIMx: Vistaでファイルを保存するとBIMxビューワがクラッシュする。
- 136407 Cinema4D: 修正した要素の材質を上書きし、複製しないとC4Dプランが更新できない。
- 134985 Cinema4D: PNGテクスチャとアルファチャンネルを持つ材質があるC4Dファイルを、Archicadで再度開くと不正になる。