石本建築事務所×グラフィソフトジャパン<p class='ishimoto-gsj-2026 case-studies-caption'></p>

石本建築事務所×グラフィソフトジャパン

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建築DXの裏舞台

BIM導入は、単なるソフト選びではなく「組織の設計」です。
石本建築事務所が運用・教育・協働を軸にどう意思決定し、BIM導入で何が変わったのか。
現場で起きた変化のリアルを伺います。

菅原 雄一郎


株式会社石本建築事務所
設計部門 建築グループ兼
Digital Innovation Group(DIG)リーダー

長田 純一


株式会社石本建築事務所
設計部門 建築グループ兼
Digital Innovation Group(DIG)

飯田 貴


グラフィソフトジャパン株式会社
カスタマーサクセス ディレクター

石本建築事務所 × グラフィソフトジャパン

1927年9月創立の来年100周年をむかえる設計事務所。東京・札幌・名古屋・大阪・九州に拠点を置き、意匠・構造・設備など多分野の専門家が連携する。
調査・企画から設計・監理まで幅広く建築に関する業務を行う総合コンサルタント。

株式会社石本建築事務所https://www.ishimoto.co.jp/


所在地: 東京都
代 表: 長尾 昌高
創 立: 1927年
業務内容:
・建築に関する調査/企画、設計/監理、診断業務
・建物の建設、維持管理に関するマネジメント/サポート業務
・都市再開発/まちづくりに関する調査/企画/設計
・上記に関する各種コンサルティング業務

建築DXの裏舞台

BIM導入は、単なるソフト選びではなく「組織の設計」です。
石本建築事務所が運用・教育・協働を軸にどう意思決定し、BIM導入で何が変わったのか。
現場で起きた変化のリアルを伺います。

飯田

まず、石本建築事務所はどのような会社なのでしょうか。

菅原

石本建築事務所は、都市・まちづくりから建築までを横断し、公共建築を含む多様なビルディングタイプを扱う組織設計事務所です。
顧客に寄り添いながら良い建築をつくることに加え、設計業務では「組織としてデザインクオリティーをどう高め続けるか」を大きなテーマにしています。
拠点も案件も多様だからこそ、設計情報を統合し、関係者間で共有できる状態をつくる力が競争力になります。

飯田

そのクオリティを支える仕組みとして、Digital Innovation Group(DIG)を主宰していると思いますが、具体的に何を担っていますか。

長田

DIGはデジタル技術を活用して、新しい建築のあり方を追求するチームです。
特徴は、単なる導入担当ではなく、「実践」と「探求」を両輪に、テーマごとのWGを運用している点です。
ガイドライン整備、ソフト更新、教育、レビュー、プロモーションまでを一気通貫でマネジメントします。
総勢約30名の意匠・構造・環境のメンバーがプロジェクト業務を兼務しながら、設計の立場でのデジタルデザイン活用を提案しています。
さらにDDPという社内プラットフォームで実績やノウハウを閲覧できる形にし、「デジタルが設計からかけ離れない」共通イメージを社内に広げています。

飯田

グラフィソフトジャパンが手がけるArchicadとの出会いは、いつ頃からでしょうか。

菅原

私がArchicadと出会ったのは2005年頃です。
当時は「3DはFormZやRhinoでつくり、図面は別」という感覚が強かったのですが、3Dモデルを作るのと同時に図面が生成されることに驚きました。
さらに、建物を水平・垂直に切断して、2D・3Dコマンドなどでそのまま図面表現まで連動する。ここが原点です。当時から構造・設備設計者に図面やモデルを共有でき、コミュニケーションの促進につながりました。
昨今は空間オブジェクト活用やBIMcloudを介したチームワーク促進などに取り組み、デザインクオリティを高める効率的な連携手法を探求しています。

飯田

なぜ今、BIM導入が避けられないのでしょうか。

長田

BIMはソフトの導入ではなく、設計情報を一つのモデルに集約し、検討から共有までを一貫させる考え方です。
設計品質を組織として高めていこうとすると、設計のプロセスや判断を共有できる仕組みが必要になります。
また、設計段階のプロセスを顧客と共有し、みんなで納得しながら進める流れが主流になってきています。
図面だけでは伝えきれない3Dや情報を「どう扱い、どう共有するか」。この課題に対してBIM導入は自然な流れになってきています。

飯田

導入する際に重視した判断軸は何でしたか。

菅原

スキーマティックデザインフェーズで運用しやすいこと。操作しやすいビューワーが整っている点です。
直感的な操作性に加え、さまざまなソフトとの連携を可能にするOpenBIMの考え方にも共感しました。
導入は適材適所に運用し続けられるか、拡張し続けられるか、という判断です。

飯田

今後の展望を教えてください。

菅原

2026年度の目標は、「確認BIMを見据えたCDEビューワーの普及」「新しいデザインやかたちを創出するAI活用」「環境デザインのデジタル化」の3点です。
技術導入が目的ではなく、デザインクオリティーを継続的に高める原動力として、常に新しい建築のあり方を追求していきたいです。

BIM導入後の変化

1. 導入後の変化を伺います。設計者の作業に加え、顧客の社内調整や意思決定、チーム連携まで含め、大きかった変化はどこでしょうか?


菅原

大きな変化は、設計意図をモデルで共有し、顧客と併走できる点です。検討プロセスが見える化され、新しいデザインについて納得のうえで意思決定が進み、合意形成が早まり、手戻り削減とともにクオリティ向上につながります。

長田

非BIMユーザーでも確認できることです。BIMxなどで顧客側が内部検討でき、こちらが説明に費やす手間が減り、議論が前に進みやすくなりました。

2. 図面修正や検討のやり直しなど、BIM導入によって「戻り」が減った具体例はありますか?


菅原

モデル起点で整合を保てるため、変更が入っても情報が散らばりません。顧客と同じモデルで判断でき、前提が後から覆りにくい。結果として、確認の往復と修正の連鎖が減り、工程が前に進みます。

長田

運用面ではガイドラインとレビューが効いています。入力の詳細度と表現ルールを揃えることで、拠点や担当が変わっても品質がブレにくい。属人化を抑え、教育も同じ基準で回せるようになりました。

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